2009年7月29日水曜日

中1英語をひとつひとつわかりやすく




今年の3月に、監修者として「中1英語をひとつひとつわかりやすく」という参考書を学研さんより出版しました(本ブログでは「ノブ・ヤマダ」の名前を使っていますが、本書は「山田暢彦(やまだ・のぶひこ)」として出しています)。

タイトルにある通り、本書のモットーはずばり、「わかりやすく」。これまで現場で培ってきた指導経験や学習者を理解する気持ちをフル活用し、編集チームと共に推敲に推敲を重ねて作り上げました。理解を妨げる小難しい文法用語は使わず、直感に訴えるようなやさしい説明、そしてかわいいイラストをふんだんに盛り込むことで、本当に「分かりやすい」本が出来上がりました。

いま中学英語を勉強中の中学生はもちろん、英語をやりなおしたい大人にもぴったりの本です。一歩一歩前進している実感が持てる構成になっているので独学の方でも十分手ごたえが感じられますし、また、かわいいイラストやおしゃれなデザインもモチベーションを後押ししくれるでしょう。

学習者と指導者の皆様に自信を持っておすすめします。


ところで、本書に関して、先日嬉しいニュースがありました。発売直後より爆発的に売れているようなのですが、実際の数字はというと、紀伊国屋書店での5月の全国の売上部数が、小中学生・学習参考書部門(全教科)の中で、なんと2位!だったそうです。

何百冊は世の中に出てるであろう小中学生向け学習参考書の中で、2位。この記録には驚きました。多くの方々に良い本をお届けすることができて、嬉しい限りですね。


「中1英語をひとつひとつわかりやすく」を出した1ヵ月後に、実は中2版「中2英語をひとつひとつわかりやすく」も出版しました。





こちらも大変好評で、早くも中3版を切望する読者の声が後を絶たない、とのことです。編集者に読者のハガキを読ませてもらったのですが、皆さんすごく頑張って勉強してくれていて、とても嬉しい気持ちになりました。「中3も出してほしい」というファンの熱い要望に、是非いつか応えられたらと思っています。

最後に、本書に載せた監修者のことばをご紹介します。

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先生から、みなさんへ  

どのように教えれば、ぼくの生徒はもっと自由に英語が話せるようになるだろう。

ぼくはこのことをずっと考えて指導に当たってきました。そして、小学生から大人まで、いろいろな生徒さんと出会い、彼らの成長を見守っていくうちに、ある答えが見えてきました。

それは、英語は、もっともっと「感覚」を大事にしなければいけないということです。単語や文法の知識はもちろん必要ですが、それだけでは、自由に使えるようにはなりません。

「感覚」は一見あいまいなものに感じますね。だけど、身につくと、これほど確かな土台はないのです。ぼくは、「感覚」こそが、日本人が英語を話せるようになるための、これからのキーワードだと思っています。

この本は、早い段階から確かな感覚を育てるための本です。わかりやすい説明と、会話力につながる実践的な練習が特長です。

この本を使っていただく際、ぼくからいくつかリクエストがあります。

・難しく感じることは、無理矢理やらないでください。わかること、できることから、じっくりマスターしていってください。それが一番の近道です。
・とにかく、英文をたくさん書いてください。そして、CDを聞きながら、たくさん口に出して読んでください。野球の素振りやピアノのスケール練習と同じように、英語も、「簡単なことを何度も」がポイントです。

この一冊の本をきっかけに、いつの日か、みなさんが自由に、感覚的に英語を話せるようになれたなら、ぼくは最高に幸せです。

監修 山田暢彦

2009年7月24日金曜日

Iced Coffee (日記)

ぼくはコーヒーが大好きです(I love coffee!)。コーヒー中毒(coffee addict)ってわけではないのですが、とにかく好きで、一日3、4杯は飲みます (I drink at least three or four cups a day)。本当はもっと飲みたいのですが、カフェインの過剰摂取はやはりよくない(らしい)ので (too much caffeine is bad for you, supposedly)、抑えています。

ホットとアイス両方好きですが、どっちか選ぶとしたら(if I had to choose one)、アイスですね。午後イチで飲むアイスコーヒーは最高ですね。「さぁ、頑張るか(Let's get down to work)!」と気が引き締まります。




今日のアイスコーヒーです。スタバの「コモド・ドラゴン」という濃い目の豆を使いました。

大きめのグラスいっぱいに入れたアイスコーヒー、美しい姿ですね (it's a beautiful sight)。堂々としています。早く飲んでくれと言わんばかりにストローがこっちを向いています。グラスがよだれを垂らしています(the glass is drooling)。

さっそくいただきましょう。


美味しい・・・。



もう何も言うことない(there's nothing more to say)。午後も頑張ろっ!

学研HP英会話コラム 第4回がアップされました!

現在、学研さんのHPで「ノブ・ヤマダのカタコトで終わらせない!自分を伝えるフレーズ」というタイトルのコラムを毎月書かせていただいています。第4回のコラムがアップされましたので、皆さん、ぜひチェックしてみてください!http://gakusan.gakken.jp/home/column/nobuyamada/index.html

今回のテーマは、ポジティブな気持ち「嬉しい・楽しい」と、ネガティブな気持ち「疲れた・悲しい」です。

音声も付けておりますので、きっと何かしら学習の役に立つかと思います。Enjoy!

2009年7月23日木曜日

ただいま!(日記)

最後の投稿から2週間も経ってしまいました!「ノブはハワイに住みついてしまったのか?!(Has Nobu decided to live in Hawaii?!)」 と心配してくださった方もいらっしゃるかもしれません。

ぼくは大丈夫です(Don't worry)!ちゃんと予定通り戻ってきて、たまった仕事をバリバリこなしています(working like crazy)。(一週間のツケはなかなか大きい・・)

初ハワイは最高でしたよ。僕の生徒にはハワイ大好き人間がたくさんいますが、納得しました。一体化した真っ青の海と空、いかにも陽気そうな太陽、力強いリズムで生命力を感じさせる波、太陽の光を浴びていっそう美しく輝く黄金色のビール、明るい音楽とダンス、気のおけない友達とのプライスレスな時間・・・。言うことないですね。

それにしても、ハワイに行って、なんだか人生のバランス (balance in life) みたいなものを考えさせられました。

仕事は大事。生計を立てなくてはいけないし (have to make a living)、成長したいし(want to grow)、仕事を通して社会にも貢献したい (want to contribute to society)。だけど、仕事がすべてではない (work isn't everything)。人生、バランスが大事 (it's all about balance)。

そんなことは前から分かっていたし、色々な活動をしようと心がけていたけど、なんだかんだで生活は完全に仕事を中心に回っていた (my life revolved around work)。

今回ハワイに行って変わったのは、「バランスが大事」という価値観をしっかり実践しよう、と決心したこと。オープンな気持ちで (with an open mind)、どんどん行動しよう (take action)。やりたいことは、全部やってやろう。人生一回っきり(You only live once)!

仕事は大好きなので、これからもどんどんレベルアップして最高のサービスを提供していきたいと思う。自分を最大限に活かして (make the most of myself)、日本の英語教育にプラスを与えたい。同時に、どんどん新たな発見をして (make new discoveries) 、人間としての視野や器も広げていきたい (expand my horizons)。

ハワイ、素晴らしい旅をありがとう!また来年会おう(I'll be back next year) !!

2009年7月7日火曜日

英会話@松屋

明日から一週間ほどハワイに行ってきます!初めてのハワイ(It's my first time to Hawaii) なので、ワクワクしています(I'm really excited). 旅行に行くからには、ケチケチし過ぎずにパーっといきたいと思うのですが(I don't want to be stingy...)、当然、月々の予算(budget)というものがあるので、最近は少し節約(save money) していました。毎月の出費(expenses)で特に目立っていたのが飲食代(eating and drinking expenditures) だったので、まず外食費を減らすことが最重要課題(most important thing)でした。

給料日前の男性などはきっと共感される方も多いかと思うのですが、こういう時の心強い味方が吉野家や松屋をはじめとする牛丼屋 (beef bowl restaurant) です。とにかく安い。そして、普通においしい(と自分は思う)。

家の近くに松屋があるのですが、いま割引キャンペーンを行っていて (holding a discount campaign)、290円でトマトカレーが食べられます。この機会を逃すわけにはいかないので(no way I'm missing this opportunity)、さっそく行ってきました。

トマトカレー、おいしかったですよ!(健康的にどうかは分かりませんが・・)

さて、前置きが長くなってしまいましたが、前の「英会話@餃子の王将」の投稿がなかなか好評だったので、今回も、聞こえてきたフレーズを題材にミニ・テストをしてみますか。

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問題:以下の日本語の文を英語にしてください。

1. トマトカレーお待たせしましたー。
2. 「つゆだく」でお願いします。(つゆだく=つゆ多め)
3. すみません、このクーポン券はまだ使えますか。
4.お客様、お持ち帰りですか?
5.ごちそうさまー。

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いかがでしたか?さっそく答え合わせをしてみましょう。今回の設定は牛丼屋ですが、どんなレストランでも使えるフレーズが満載ですよ!

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(解答例)
1. Here's your tomato curry. / Here you go. Enjoy!
2. With extra sauce, please.
3. Is this coupon still good?
4.Is that a takeout order?
5.感じ良く、"Thank you. Have a good day [evening, night]."

(ワンポイント解説)
1. 「お待たせしました」にあたるぴったりの語はないので、代わりに、物を相手に差し出すときに使うHere's your ~. を使います。(Here's your tomato curry. で、「はい、こちらトマトカレーです」の意味になります。) 物を差し出す時に使う表現でもうひとつ定番なのが、Here you go. (どうぞ) ですね。ウェイターによっては、Enjoy! (召し上がれ!) などと付け足すこともあります。
2.「つゆだく」は、牛丼用語で、「つゆ多め」の意味ですが、「多め」は、英語では extra と言います。
3.「 クーポン」はcoupon、 「使える」は「有効」と考えて、good。good はTOEICでおなじみの validと同義ですが、validに比べてやや口語的です。
4.「お持ち帰り」は To go. が学校でも習う定番の表現ですが、takeout もよく使います。Is that a takeout order? で「お持ち帰りのご注文ですか」.
5.「ごちそうさま」にあたる英語はないので、普通の挨拶をするのですが、「感じよく」がネイティブ・ライクのポイントですね。なお、お店ではなく、家で誰かにごちそうになったときは、「ごちそうさま」を言うタイミングで、"The meal was delicious." などと料理を褒める言葉を言うと良いですよ。

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ハワイは物価が高いと聞きますが、松屋の290円トマトカレーを食べた後に行くと、また更に高く感じるんでしょうね。

でも、いいのです (But it's okay.)。ハワイはご飯もなかなかおいしいらしいので、松屋でsaveした分、向こうでしっかりと食を楽しみたいと思います!

ではでは、旅行中はブログはたぶんお休みしますが、次回投稿をお楽しみに!

2009年7月2日木曜日

やっぱり自分が一番かわいい・・?

仕事柄、英語の辞書を使うことが多いのですが、パラパラと読んでいると、結構面白いですよ。

最近驚いたのは、self (自己) がつく言葉の多さ。

Oxford Advanced Learner's Dictionary (最も権威ある辞書の一つ)には、selfが頭につく見出し語が、実に103語もあります。

言葉は人の心を映す鏡、と言うことがありますが、これだけ self のつく言葉(=自分を表す言葉)が多いのは、人間は、やっぱり自分の話をするのが大好き、自分がかわいいということですかね・・?

ま、それはさておき、今日は、selfがつく語でよく使うものを10個ほど見てみましょう。まず、下のミニ・テストを解いてみてください。

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問題:日本語に合う英語を空欄に記入してください。

1.自己中心的な人   a self-( ) person
2.自信がある人   a self-( ) person
3.自称天才 a self-( ) genius
4.自制心がある have self-( )
5.自尊心がある have self-( )
6.私は独学です  I'm self-( ) .
7.自衛隊 self-( ) forces  
8.私は自営業です。  I'm self-( ) .  
9.自己表現を促す  encourage self-( )  
10.自意識の強い10代の若者 self-( ) teenagers

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いかがでしたか?さっそく、答え合わせをしてみましょう!


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(正解)

1.centered
2.confident
3.proclaimed
4.control
5.respect
6.taught
7.defense
8.employed
9.expression
10.conscious


(ワンポイント解説)
1.centerは名詞では「中心」、動詞では「~を中心におく」「~に集中する」の意味があります。self-centeredは、直訳すると「自分を中心に置いた人」「自分に集中した人」。
3. proclaimは、「~だと宣言する」の意。self-proclaimed genius で、「自分で自分を天才だと宣言している人」.
10.consciousは、「意識している」「自覚している」の意。

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それぞれの単語を個別で見るとそんなに難しくありませんが、「self とくっつけて言う」という発想は、なかなかないかもしれません。是非、意識して使ってみてくださいね!