2009年6月30日火曜日

英会話@餃子の王将

ハワイ旅行を控えていることもあり、体型改革しようと 、一週間ほど前から食習慣(eating habits) を見直しています。とにかく外食 (eating out) を減らさねば。

最近凝っている食べ物は、もずく(vinegared seaweed) に納豆 (fermented beans)、そば (buckwheat noodles)、しらす (young sardines)、豆腐 (tofu)、そして鮭フレーク(salmon flakes)。 なかなかヘルシーでしょ!毎日、何らかの組み合わせで食べています。

だけど、こんなのばかりだとやっぱり反動で食べたくなるのが、いかにも塩分と油が多そうな(salty and oilyな)中華料理とか、ラーメン(ramen noodles) とか。

という訳で、今日は家の近くにある「餃子の王将」に行ってしまいました ^_^;

今日は、そこで聞こえてきたフレーズを、そのままミニ・テストにしちゃいましょう!

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問題:以下の日本語の文を英語にしてください。

1. 餃子を2人前と大ライスをください。
2. ニラレバ炒めにしよっかなぁ。
3. あ、でも、王将定食もおいしそうだな・・。
4.お会計は980円でございます。
5.5番でお待ちのお客さまー!

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どうでしたか?会話がリアルであればあるほど、意外と英語にしにくいですよね。

それでは、さっそく答え合わせしてみましょう!


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(解答例)
1. I'd like two fried dumplings and a large rice, please.
2. I think I''ll have the sauteed liver with nira.
3. Hmm, the Osho Set looks good too, though.
4.Your total is 980 yen.
5.Number five!

(ワンポイント解説)
1. 「~をください」は、"I'd like~." が基本ですね。Can I have ~? でもOK。焼き餃子は、fried dumplings で通じます。Riceは通常不可算名詞なので冠詞はつきませんが、ここでは「一つの商品」を指すので、可算扱いとなり、aがつきます(coffee なども同じ使い方をしましたね)。
2. 「~しよっかなぁ」は、"I think I''ll ~." この微妙なニュアンス、マスターしたい。
3. 「おいしそう」は looks good, 「定食」は set, 「でも」は、付け足す感じで文末にthough.
4.「お会計」は、「合計金額」と考えて、totalと表現します。
5.なんと"Number five!"だけでOK!(笑)

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「餃子の王将」はここ数年、急成長(grow rapidly) しているらしいですね。店員はみんなテキパキ働いているし(efficient workers)、安くて美味しいので、これからも頑張ってほしいです。

2009年6月28日日曜日

学研「TOEICテスト 本番攻略模試」をよろしくお願い致します。

今年の5月に学研さんより、「TOEICテスト 本番攻略模試」を出版しました。数々のヒット商品を生み出しているTOEICのスペシャリストたちとコラボさせていただいたのですが、是非とも皆さんにおすすめしたい一冊です。

この本の魅力は、「高品質・低価格」の一言に尽きます。著者3人で徹底的に磨き上げた模試(2回分)、丁寧で分かりやすい解説、そしてスコアアップ直結のフレーズ集(付録)つき。これでなんと1000円!とにかく気前が良い本なのです。

発売からまだ1ヵ月半ですが、おかげさまで大変好評をいただいており、さっそく増刷も決まりました。お買い上げいただいた皆さま、誠にありがとうございます。今後も多くの方々にTOEICのスコアアップにお役立ていただけたら、著書としてこの上ない喜びです。

2009年6月26日金曜日

給料日

日付は変わってしまいましたが、昨日は25日でしたね。多くの方々にとっては、待ちに待った給料日。僕の地元の商店街も、今日はいつも以上に賑やかな感じがしました。僕は自営業なので毎月の「給料日」の感覚はないのですが、たとえばがんばって書き上げた本の原稿料などが出版社さんから振り込まれた時などは、すごく嬉しくて、何だかパーっとやりたくなりますね。

さて、今回の投稿は、給料日ということで、給料に関連した単語をいくつかご紹介したいと思います。

今回はミニ・テスト形式でいきましょう。

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問題:以下の日本語を英語に訳してください。

1.給料日
2.月給
3.年収
4.昇給
5・ 手取り

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いかがでしたか?意外と難しく感じたかもしれませんね。特に最後の「手取り」なんてトリッキーです。

さっそく、答え合わせをしてみましょう。



1.pay day
2.monthly salary
3.annual income
4.pay raise
5.take-home pay



答えを見て分かるように、「給料」は pay や salary と表現します(pay は salaryよりもくだけた語です)。「収入」は、income ですね。

最後の take-home pay を見て「なるほど」と思った方もいらっしゃるかと思います。直訳すると、「持ち帰る給料」。

そういえば、日本語の「手取り」も似た発想でしたね。

2009年6月25日木曜日

学研HP英会話コラム 第3回がアップされました!

現在、学研さんのHPで「ノブ・ヤマダのカタコトで終わらせない!自分を伝えるフレーズ」というタイトルのコラムを毎月書かせていただいています。第3回のコラムがアップされましたので、皆さん、ぜひチェックしてみてください!http://gakusan.gakken.jp/home/column/nobuyamada/index.html

以下は、HPから抜粋したコラムの紹介文です:

英会話を習い始めたけれど、「発言が1文で終わってしまう」「会話がはずまない」という経験はありませんか? 中学生から社会人まで、わかりやすい英語指導で定評のあるノブ・ヤマダ先生が、自分のことを話す際に役立つ、簡単で便利な英語フレーズを音声と共に紹介。

洋楽の曲は、結論が先?

今週末友人の結婚式二次会があり、余興で新郎新婦に自分のオリジナル曲を弾き語りで贈る予定なのですが、いま歌詞を書き上げていたところだったので、このままの流れで、音楽ネタの投稿をしたいと思います!

洋楽を聴く方はお気づきだと思いますが、邦楽に比べて洋楽は曲の構成がシンプルですね。

日本人は話す時に一番大事なポイント(=結論)を後に持ってくるのに対し、欧米人はまず大事なことから話す、というのは、よく言われている事ですが、このアプローチの違いはポップス音楽でも見られる気がします。

楽曲における結論、つまり一番大事なポイントは、サビですね。邦楽は、サビに向けてじっくりと曲を作り上げていきます。サビの前に色々なメロディーがきて(「Aメロ」「Bメロ」と言ったりします)、1分半か2分くらい経って十分盛り上がったところで、ようやくサビがきます。そして、その後も色々な装飾や繰り返しを経て、4分半から5分あたりで終わる。JPOPの多くがこの展開ではないでしょうか。起承転結がはっきりしています。そして、装飾がやや多く、ちょっと長めです。

一方で、洋楽は、メロディーの数が少なく、サビもすぐに来ます。最初のメロディーが終わって、30秒とか1分くらいでサビが来るのが一般的ですね。そして、3分半、長くとも4分ちょっとで曲が終わる。邦楽よりもだいぶ短いです。

また、サビで始まる曲も少なくないですね。サビから始まって、変化を加えるためにサブのメロディーが来るが、またすぐにサビに戻る。サブは、あくまでもメインのメロディーを引き立たせるためのもの。余計な主張はしない。Eric Claptonの Tears in Heaven、Elvis Costello の She、Beatles の Yesterday やHey Jude などは良い例ですね。洋楽ポップスのよくある型の一つです。

もちろん、例外はありますが、構成がシンプルで、装飾的なアレンジなどで盛り上げたりしようとしないのが洋楽だと思います。どれがサビだかよく分からないくらいメロディーやアレンジがあっさりしていたり、短かったりもしますね。(John Lennonの代表曲の一つ Come Togetherなんて、サビは5秒ちょっとです。) 情緒や余韻を楽しむ日本人には、このあっさり感が物足りなく感じるかもしれません。邦楽は「いかにもサビ」といったメロディーを歌いますし、また曲のエンディングも長めに持たせる傾向があると思います。

結論をあっさりと早めに言うか、起承転結を大事にして後に持ってくるか。この文化的な発想の違いが洋楽ポップスとJPOPの曲構成の違いに繋がったのかどうかは分かりませんが、いつも興味深いなと思って音楽を聴いています。両方とも良さがあって好きです。

ちなみに、友人のために作った曲は、持ち時間を考慮して、洋楽スタイルにしました!

2009年6月22日月曜日

梅雨

梅雨入りしてから何週間か経ちましたね。僕はどうも雨が苦手です。

ところで、英語で「梅雨入り」って何て言うか分かります?

たとえば、「関東地方は梅雨入りした」 

これはどういうでしょう?

「梅雨」は、the rainy season だと言うことは、結構多くの方が知っていると思いますが、問題は、「入り」の部分ですね。


実は、意外にもシンプルです。動詞 enter を使います。

答えは、"The Kanto region entered the rainy season."

そのまんまと言えばそのまんまですね。「enter=入る」ですから。

ただ、動詞enterは、「場所に入る」、「団体に入る」などをイメージする方が多いと思うのですが、この英文のように、「ある局面に入る、ある時期に入る」という意味でも、良く使われます。

たとえば、Fukuyama has entered his forties.で「福山は40歳代に突入した」。


なお、冒頭の梅雨に関する和文は、主語を「梅雨」に変えてしまって、"The rainy season began in the Kanto region." とすることもできますよ。

はじめに

『ノブ・ヤマダのワンポイント英語レッスン』へようこそ!

さっそくですが、日本に住む私たち日本人にとって英語学習における一番の課題は何でしょうか。僕自身のこれまでの学習経験や指導経験を振り返ると、いかに英語を日常生活の中に取り込み、自発的に勉強をしていけるかが最大のポイントだと思います。

ネイティブと英語を話す機会がほとんどない中、いかに英語力をアップさせるか。「話す」ができないなら、「書く」「聞く」「読む」で補っていくしかありませんね。また、「音読」でもカバーしていきます。

僕は仕事で英語学校の運営と、参考書や辞書などの執筆・編集をしており、言わば英語漬けの日々です。ですが、ネイティブと話す機会は、日常生活では、ほぼゼロです。外資企業に勤めている方々の方がしゃべる機会は多いかもしれません。

それでも、10年ほど前に日本に来たときから、英語力はぐんぐんと伸びています。出身がアメリカですので、元から「ネイティブ」ではあるのですが、それでも、語彙力も文法力も、アメリカに住んでいた頃と比べものにならないほど上達したと実感します。それは、毎日コツコツと新聞の英文を分析したり、映画を観ては気になった表現をメモしたり、作文を書いたりして、積極的に磨いてきたからだと思います。

こう言った経験から、日本に住んでいても英語を上達させることは十分可能だと確信しています。

学習者の皆さんも、焦らずに、あきらめずに、様々なリソースを駆使して、自分なりの課題を常に意識しながらコツコツと学習に取り込んでくださいね。絶対に伸びますから。(自分でやれるだけやって壁を感じたときに先生を探すと良いでしょう。)

さて、前置きがだいぶ長くなってしまいました。次回からは、「ワンポイント」に徹しますのでご心配なく。

では、最後に、英語で一言!

As an English teacher, my main concern is to help my students improve their English skills. That's my job, and that's where most of my time and effort is aimed. At the same time, though, I feel that I have a duty to constantly sharpen up my own English skills as well. Like my students, I have to get to that next level, too.

So, while the primary purpose of this blog is to provide another study resource for my students and all those other English learners out there, it's also an excellent opportunity for me to use and learn English. I hope I can offer a little something to everybody, while helping myself out in the process.

【英文ワンポイント解説】
・4行目のsharpen up について。sharpen up は、「ブラッシュアップする」の意味です。そう、「ブラッシュアップ」はbrush upではないのです。brush upは、「(忘れかけたもの)をやり直して磨き上げる」の意味ですので、「ブラッシュアップ」にある「レベルアップ」の意味よりも、「元に戻す」といったニュアンスですね。日本語で言う「ブラッシュアップ」を英語で表現するときは、brush upではなく、sharpen upを使いましょう。

・2段落目冒頭の、While A, B の文構造は、新聞記事などでも非常によく使われる要チェック構文です。「Aである一方で、Bである」の意味ですが、一番のポイントは、「Bの内容を強調している」ということです。上の文では、「自分にとっても英語を使い、英語を学ぶ大変良い機会である」ということを強調したくて、僕はこの While A, B という文構造にしました。While A, Bは、読解やリスニングしていると、スルーしてしまいそうな構文ですが、話し手の気持ちや意図がこもった重要な表現です。よく登場するので、アンテナを張っておきましょう。

・最後の行の help +人+ outは、普通のhelp と同義だが、最後にoutをつけることによってカジュアルさが加わります。outは、なくても文法的にはOKです。そのあとの in the processは、「~の過程の中で」の意。