『ノブ・ヤマダのワンポイント英語レッスン』へようこそ!
さっそくですが、日本に住む私たち日本人にとって英語学習における一番の課題は何でしょうか。僕自身のこれまでの学習経験や指導経験を振り返ると、いかに英語を日常生活の中に取り込み、自発的に勉強をしていけるかが最大のポイントだと思います。
ネイティブと英語を話す機会がほとんどない中、いかに英語力をアップさせるか。「話す」ができないなら、「書く」「聞く」「読む」で補っていくしかありませんね。また、「音読」でもカバーしていきます。
僕は仕事で英語学校の運営と、参考書や辞書などの執筆・編集をしており、言わば英語漬けの日々です。ですが、ネイティブと話す機会は、日常生活では、ほぼゼロです。外資企業に勤めている方々の方がしゃべる機会は多いかもしれません。
それでも、10年ほど前に日本に来たときから、英語力はぐんぐんと伸びています。出身がアメリカですので、元から「ネイティブ」ではあるのですが、それでも、語彙力も文法力も、アメリカに住んでいた頃と比べものにならないほど上達したと実感します。それは、毎日コツコツと新聞の英文を分析したり、映画を観ては気になった表現をメモしたり、作文を書いたりして、積極的に磨いてきたからだと思います。
こう言った経験から、日本に住んでいても英語を上達させることは十分可能だと確信しています。
学習者の皆さんも、焦らずに、あきらめずに、様々なリソースを駆使して、自分なりの課題を常に意識しながらコツコツと学習に取り込んでくださいね。絶対に伸びますから。(自分でやれるだけやって壁を感じたときに先生を探すと良いでしょう。)
さて、前置きがだいぶ長くなってしまいました。次回からは、「ワンポイント」に徹しますのでご心配なく。
では、最後に、英語で一言!
As an English teacher, my main concern is to help my students improve their English skills. That's my job, and that's where most of my time and effort is aimed. At the same time, though, I feel that I have a duty to constantly sharpen up my own English skills as well. Like my students, I have to get to that next level, too.
So, while the primary purpose of this blog is to provide another study resource for my students and all those other English learners out there, it's also an excellent opportunity for me to use and learn English. I hope I can offer a little something to everybody, while helping myself out in the process.
【英文ワンポイント解説】
・4行目のsharpen up について。sharpen up は、「ブラッシュアップする」の意味です。そう、「ブラッシュアップ」はbrush upではないのです。brush upは、「(忘れかけたもの)をやり直して磨き上げる」の意味ですので、「ブラッシュアップ」にある「レベルアップ」の意味よりも、「元に戻す」といったニュアンスですね。日本語で言う「ブラッシュアップ」を英語で表現するときは、brush upではなく、sharpen upを使いましょう。
・2段落目冒頭の、While A, B の文構造は、新聞記事などでも非常によく使われる要チェック構文です。「Aである一方で、Bである」の意味ですが、一番のポイントは、「Bの内容を強調している」ということです。上の文では、「自分にとっても英語を使い、英語を学ぶ大変良い機会である」ということを強調したくて、僕はこの While A, B という文構造にしました。While A, Bは、読解やリスニングしていると、スルーしてしまいそうな構文ですが、話し手の気持ちや意図がこもった重要な表現です。よく登場するので、アンテナを張っておきましょう。
・最後の行の help +人+ outは、普通のhelp と同義だが、最後にoutをつけることによってカジュアルさが加わります。outは、なくても文法的にはOKです。そのあとの in the processは、「~の過程の中で」の意。
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