2009年8月26日水曜日

学研HP英会話コラム 第5回がアップされました!

現在、学研さんのHPで「ノブ・ヤマダのカタコトで終わらせない!自分を伝えるフレーズ」というタイトルのコラムを毎月書かせていただいています。第5回のコラムがアップされましたので、皆さん、ぜひチェックしてみてください!http://gakusan.gakken.jp/home/column/nobuyamada/index.html

今回のテーマは、「住まい」と「食事」です。会話で使える表現をたくさん紹介しています。初級者はもちろん、中・上級者も「へぇー、こう言うんだ」というのがきっとあるかと思います。ENJOY!

2009年8月24日月曜日

英会話@ミュージカル

先日、友人4人でミュージカル「RENT」を観に行きました。3、4年前に映画版を観てすぐにファンになったのですが(became an instant fan)、今回はブロードウェイのオリジナルキャストによる公演(performance by the original cast) ということで、非常に楽しみにしていました(I couldn't wait to see it)。

いやー、実際に観て、もう、最高でしたよ!(It was so good!)

「『今』しかない」「YESから始めよう」「一歩踏み出そう」「知らない世界も受け入れよう」「愛や命というのは独り占めするものではない、分け合うもの」といったミュージカルのメッセージにも励まされたし(個人的な
解釈)、RENTの音楽・歌を生で聴けたのも最高に良かったです。

『ハワイ』に行った影響で最近感受性がちょっと高まっている(?)せいか、RENTを観ていて、何度も感動して泣きそうになりました(I was almost moved to tears)・・・。

というの嘘で・・・・



実際、泣いてしまいました!^^; 

自分でもびっくりしたー(I surprised myself!)。


音楽と演技に酔い、感情移入しまくっていたからか。RENTのあまりにもストレートなメッセージが、そのままストレートに突き刺さりました(I felt it in my heart)。

(あらすじやミュージカルの背景などについては、こちらのオフィシャルページに詳しい情報が載っていますので、ぜひチェックしてみてください:http://www.tbs.co.jp/act/event/rent2009/)



人はとかく自分を他人と比べたり(compare yourself with others)、自分が理解できないものを本能的に排除したり批判したり(criticize what you don't understand)、「ああすれば良かった、もう今更何もできない」とくすぶったり(become paralyzed with regret)、他人に期待するがあまりがっかりしたり(get disappointed because you expect too much)、思い通りにいかないと落ち込んだり(feel sad when something doesn't go your way)、マイナス思考になったり(we get negative thoughts)、まぁ、いろいろと辛いことがある。そして、言ってみれば、それこそが「人間らしさ」である。

しかし、できることなら、なるべく毎日を明るく生きたいし(want to live cheerfully)、周りの人も明るくしていきたい。

では、どうやって明るく生きられるかというと、大事なのは「自分を活かす」(make the most of yourself)こと。結局、それに尽きるのではないか。

だから、唯一無二の自分をどんどんEXPRESSしよう、過去の経験によって形成された思い込みや先入観に縛られずに、いつでもオープンな気持ちで行動しよう(act with an open mind, free of preconceptions)、自分のTRUE COLORS を発揮し、自分に一番合った活躍の場を自ら探そう、作り出そう・・・!


RENTは、そういったメッセージのミュージカルではないかと感じました。

"There' s only us, there's only this. Forget regret, or life is yours to miss."

テーマソングのメインの歌詞です。良くないですか??


さて、前置きが長くなってしまいました。一応、英語学習ブログなので、ちゃんと英語につなげましょう。

今回は、英会話@ミュージカルということで、劇場で聞こえてきたフレーズ(自分が交わした会話含む)を英語クイズにします!

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問題:次の日本語を英語にしてください。

1. あ、いい席だねー。
2. わたし、泣きそうになっちゃった。
3. 映画版とミュージカル、どっちが好きだった?
4. 私、ミミの歌が一番好きだったな。
5. また来ようね!

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いかがでしょうか?

さっそく、答え合わせしてみましょうー。

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(英訳例)
1. Oh, nice seats!
2. I was about to cry.
3. Which do you like better, the movie or the musical?
4. I liked Mimi's performance the best.
5. We have to come again!


(解説)
1. 主語と動詞(These are)を省略して、カジュアルに。
2. be about to ~ は、「今にも~するところ」の意味の熟語。
3. Which do you like better, A or B? は定番の中学文法ですね。
4. 「歌」をperformance(演技・演奏)で表現。
5. have toは 「~しなければいけない」ですが、フレンドリーな口調で言うと、「絶対に~しようね」のニュアンスになる。

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RENTの来日は今回の公演をもって最後らしいので(this is the last time they're performing in Japan)、それが残念でならないのですが(I'm so sad)、YOUTUBEで映画版の名シーンが観られるので、良かったら皆さんもチェックしてみてくださいねー。以下、テーマソングのリンクを貼りました。

http://www.youtube.com/watch?v=jbljhS4xDlU&feature=related

2009年8月14日金曜日

感情。五感。イメージ。

これは何かというと、日本人が英語をより感覚的にスラスラと話せるようになるためのキーワードだと最近僕が感じていることです。いま最も関心のあるテーマです。

多くの英語学習者は英語を話すとき、いったん日本語で考えてからそれを英訳していく、というスタイルになっていると思います。これをもどかしいと感じている方は多いと思いますが、英語を第2言語として学んでいる以上、最初は仕方がないことだと思います。

でも、いずれは、この方法を卒業しなくてはいけません。日本語を介していてはスピーディーな会話はできないし、なかなか英語を感覚的に話すことはできません。複雑なロジックを感覚的に話すのは大変なことですが、せめて日常的なフレーズは、スラっと言えるようになりたいものです。


日本語を拠り所にしない。少しずつ、日本語から離れる。これが大事なわけですが、日本語オンリーの生活環境に身を置きながら、いかにそれを実現していくか。

辞書がなくても理解できるレベルの英文をたくさん読む。それを音読する。これは、実証済みの学習方法ですね。英語をたくさん書く、というのも欠かせません。また、参考書でフレーズ・語彙・文法を強化していくのも大事だと思います。これらは全て僕自身が実践している勉強法ですし、生徒の皆さんにもすすめています。

だけど、最近は、「文字」というものから離れる、というのもすごく有効なのではないかと思っています。

僕たちは、これまで文字に頼り過ぎていたのではないか。文字を「理解」することで満足してしまっていたのではないか。実際に自分で運用できるようになるためには、もうワンステップ、ツーステップが必要なのではないか。

理解することばかりではなく、もっと英語を英語として発信することにこだわりたい。自分を伝えるためのツールとして考えたい。そうしないと、いつまでも、英語は「勉強するもの」。自分の口からすらすらと出てくるようにはならないと思います。

さて、そこでキーになってくると自分が思うのが、冒頭に書いた、「感情」「五感」そして「イメージ」です。

日本語をベースに英語を考えるのではなく、自分の感情や、自分の目で見たもの、自分の肌で感じたものなどを、直接英語にリンクさせる。英語を実体のない概念として字面で理解するのではなく、自分の実際の体験や感覚でもって理解する。あくまでも自分の感情や五感を、理解や発信の拠り所にする。自分の感情や感覚ほどリアルなものはありませんので、うまく英語とリンクしたとき、これまでよりもだいぶ英語が感覚的に感じられ、身近なものになるのではないか。

これまでこのブログでは、日記風に日常的なことをたまにアップしていましたが、日常生活(つまり実際の体験)と英語をリンクさせることで、読者の皆さまもイメージがしやすく、より感覚的に英語の表現を理解できるのではないかと期待したからです。

今後も日記風ブログをたまに投稿していきたいと思うのですが、いま実は、ブログでできる別のエキササイズを構想中です。文字ベースの学習方法ではなく、皆さんの感情や五感、イメージを刺激し、活用することを目的としたものです。

まだ研究中のテーマなので、今後色々な試行錯誤や改良があるかと思いますが、皆さまにはどうかお付き合いいただけたらと思います。では、原稿の締め切りがあるので、とりあえず今回はここまで!

2009年8月6日木曜日

国連英検特A級(日記)

実は6月に国連英検特A級というテストを受けました。6月の筆記試験にまず合格し、7月に面接を受けたのですが、その結果が今日届きました。

無事合格しました!

国連英検は外務省後援の試験なのですが、国内では最高峰の英語テストと言われているものなので、英語のプロを自負している以上、必ず取りたいと思っていました。パスできて、ひと安心です。

それにしても、今回のテストは、得られるものが沢山ありました。感じたことをちょっとまとめてみます:

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・英語力を試すことが当初の目的だったが(不純な動機です・・・)、国連の勉強をしたり、世界の諸問題について詳しく調べたり自分の意見を改めてまとめたりしているうちに、以前に増して「世界市民」という意識が強くなった。いち個人としてのキャリア・ゴールの達成や自己実現はもちろん大事だが、同時に、世界市民としてどのようにこの世の中に貢献できるか、というのも自分の中で大きなテーマであることが分かった。これから勉強を続けながら、自分の意思で模索していきたい。そして行動につなげたい。まだ方向生は決まっていないけど、いずれにしても、この「気づき」が得られたのは、非常に大きい。普段と違うことをやる、新しい挑戦をしてみる。そういったことの意義は、このような気づきが得られるところにある。

・もっともっと英語を勉強し、上達したいと思った。国連英検特A級は、特に筆記試験が難しく、はっきり言って、受験後はかなり落ち込んだ。ネイティブでも落ちると言われているくらいだから、まぁ、それなりには苦戦するのはいいとしても、英語家としてはあの出来は恥ずかしいと思った。でも、自分の英語力に対するこの軽い失望が、もっとがんばろう、という原動力になる。人間は落ちることで、さらに上がれる。改めてそう思った。これが分かると、仕事もだいぶ楽になる。

・最近知ったことだが、どうやら合格者上位3位には外務大臣賞が贈られるらしい。今回は自分は明らかに上位3位には入っていないけど、数年以内には必ず取りたいと思った。受験をしたことで新たなゴールができた。

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そのうち、国連英検のウェブサイト(http://www.kokureneiken.jp/voices/)に2009年第一回テストの合格者のコメントが掲載されるらしいので、アップされたらまたお知らせします。

2009年8月2日日曜日

じめじめ

今日のじめじめ度はなかなかのものでしたね。こういう蒸し暑〜い天気を英語では何というでしょう?



多くの方は humid と思い浮かべたのではないでしょうか?

humid は「湿度が高い」という意味なので、確かに近いのですが、「蒸し暑い」という言葉に込められるあの不快感はそこまでないですね。

英語では、今日のようなジメジメした天気を muggy といいます。muggyだと、肌がべとべとして(sticky)、洋服が汗で湿ってきます(sweaty)。快適(pleasant) ではないですね。muggyは、こういった不快なほど暑くて湿っている(unpleasantly warm and humid)状態をいうのです。

日本特有のこの天気、適切な形容詞や副詞を覚えて表現できるようにしておくと便利ですよ〜。